セブシティでは最近どこへいっても渋滞に遭いますね。
それに時間帯によってはタクシーも全然捕まらないこともあります。
週末夜8時前後のSMのタクシー乗り場なんて、何の列!?と思うぐらい長蛇の列です。

普段ジプ二ーを利用している私ですが、日が暮れてからはジプ二ーはあまり乗らないように心がけています。
が、先日。
SMから家に帰る時にタクシーに乗ろうと思ったら、びっくりするくらいの長蛇の列thephilippines。
諦めて、ジプ二ーで!と思ったけどこれまたこの時間のジプ二ーも満員で停まってくれるジプ二ーも殆どない。
しかも、ちょっと席があるジプ二ーも、停まるとみんなすごい勢いで飛び乗るので、
圧倒されてなかなか乗れず過ごすこと30分。
で、こんなことしていては・・・と思い私ももみくちゃにされながら飛び乗ってみたら以外にうまくいきました。
そのジプ二ーの中で「THE フィリピン」という風景に出合いました。
満員になって進み始めて、数分後、渋滞にはまる。
全然動かず。
すると突然運転手が
「○○(地名)で降りる人いるー?もし誰もいないなら、別ルートで△△へ直行するぜー!」
乗客も、渋滞に嫌気がさしているので、数人が
「○○で降りる人いないー?直行するって言ってるよー!」と助け舟。
それでも、乗客の中から返信は無し。
運転手&コンダクター「ほんとにいないんだなー?○○は行かないぜー!?」
やっぱり、○○で降りる人は無し。
乗客もみんな「ハイ、サラマット。よかった!直行直行!」と乗り気。
すると、仕事帰りの一人のお姉さんがつぶやいた!
「・・・私、○○・・・」
その瞬間の運転手&乗客
おったんかーい!!
・・・と言ったのは、運転手だけですが、全員、そんな驚愕の顔してました。
私も思いっきり心の中でつっこんでました。
すると運転手
「ミス!すまないけど、もうチョイ先で降りてくれない??料金は払わなくていいから!」
と、まさかの下車依頼。
私 (は!?だめでしょだめでしょ、○○は本来のルートなんだし、この時間にお姉さん一人であんなとこで降ろされて危険でしょ)
と心の中で呟く。(でも声にはできず・・・泣)
乗客も、お姉さんの返事に期待してるのがまる分かり。
お姉さん「・・・・」
そりゃそうですよね、そんなこと言われても困っちゃいますよね。
そのまま沈黙が続く。
すると突然運転手
「俺はアンフェアなことはしたくない!公平なんだ!やっぱり○○を通ります!!」
とめっちゃ自信満々に言いだしました。明らかに正義がみなぎってます!
私(おいおーい!あんたが言いだしたこと!!笑!!なんでそんな自信満々やし!笑
って、そもそもあたりまえじゃーい!)
しかも、乗客も運転手に乗っかり「そりゃそうだよね!!」みたいな勢い。
その反応を見て運転手、すかさず調子に乗って
「むしろ、姉ちゃんの家の前まで送ってやるよ、家どこ!?」
というジョークまで飛び出す始末。
乗客爆笑。
お姉さんも照れ笑い。
ジプ二ーの中にいたこのたった数十分の間に
ころっころと状況が変わり
変なところで人が一致団結して
良く分からない無茶な主張が始まって
しかも、それがまかりとおりそうになっちゃって
しかし以外に情があったりして
何でもジョークにしちゃって
知らない人達同士がお互い笑いあって
しまいには良くわからないうちに事が片付いていたという
フィリピンでの生活によくある光景に出合えました。
そしてふと、
そうゆう風景が日常的にあるフィリピンを面白い!!
と思って8年前にセブに来たことを思い出しました。
もちろん、良い事ばかりではないけど
今でも「やっぱりフィリピンおもろいわー」と思う場面に良く出会うし
刺激的な毎日を楽しく過ごさせてもらっています。
BY あや
2 thoughts on “ジプ二ーの中で見た THE フィリピン”
ジプニーは現地の言葉が判る、アヤさんならではの出来事で、旅行者や英語しか理解できない日本人には、ハードルが高い乗り物ですね。
でも、フィリピン人には大切な庶民の足ですから、お互い助け合いをする光景はは良く見かけました。
ヤマハバイクさんコメント有難う御座います。
本当ですね、お年寄りが乗ろうとすると一番出口に近い席を空けたり
子供が乗る時は、みんなが次々と手を取って座らせる風景を見ると、
フィリピン人のこういった当たり前にできる姿ってやっぱり素敵。と思います。
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